携帯電話回線(移動通信システム)の新しい規格です。2010年に基礎研究が開始され、2014年から実施している実証実験や2019年9月20日に開始した5Gプレサービスにより、5Gの研究開発や5Gを活用したサービスの有用性検証など、さまざまな取組みを実施されてきました。
10Gbps以上の高速な通信速度が可能となり、より多くの人が同時に通信可能になるといわれています。日本では2020年3月に第5世代移動通信システム「5G」としてサービスが開始されました。
日常生活の支援として使用されます。
スマートフォンやセンサーなど、あらゆるデバイスからの情報が収集・分析され、生活の手助けになる交通情報や気象情報などが適切なタイミングで受け取れます。
また、他国語での会話はデバイス間でリアルタイムに通訳され、スムーズにコミュニケーションができるようになるなど、パーソナルエージェントにより人々の生活に寄り添うサービスが実現されます。
自動運転に使用されます。
運転中のドライバーの眠気などを、カメラやウェアラブル端末から車載AIロボットが検知します。また、車載のカメラやセンサー、歩行者のスマートフォンなど、あらゆるモノから集約した膨大なデータに基づき、危険を回避して走行させる完全自動運転が実現されます。タクシーの自動運転化も可能になるでしょう。
スポーツ観戦に使用されます。
会場内の多数の小型カメラを駆使し、自分がまるで選手になったかのようにさまざまな視点からの迫力ある映像を、全方位立体スクリーンで楽しむことができます。スポーツ観戦の楽しみも一気に広がるでしょう。