パソコン用語

64ビット版(対応)

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ソフトウェアが、64ビットCPUを搭載した機器でのみ動作するものを「64ビット版」、32ビットCPUと64ビットCPUの両方で動作し、それぞれのCPUに合わせた処理を行うものを「64ビット対応」といいます。

64ビット版のアプリケーション・ソフトを動かすには、OSも64ビット版が必要です。CPUの「64ビット」や「32ビット」は、ひとつの処理で扱える数値やデータ量などの最大値(ビット数)を示します。ビット数が2倍になると扱える数値は2乗倍も増えます。また、機器で扱えるメモリーやストレージの容量もCPUのビット数に応じて大きくなります。結果として、扱うデータ量が大きな学術計算、高画質の映像や高音質の音楽データの処理などでは、64ビット版のアプリは32ビット版より高速に動作することが期待できます。

2018年、パソコンやスマートフォンは64ビットCPUを搭載するのが一般的で、OSも64ビット版となっています。古いプログラムとの互換性を維持するため、64ビット版OSには32ビット版アプリを動かす仕組みがありますが、スマートフォンではiPhoneが、iOS11で32ビットアプリの対応を終了しており、Androidも2019年夏にアプリの64ビット対応が義務化されています。